第72回 カフェで学ぼうがんのこと「女性の排尿トラブルについて」

久留米大学守屋普久子先生

セミナー内容

出産経験者の4割、40~50代の5割に尿漏れの経験があると言われるほど多くの女性が悩まれています。

①くしゃみや咳、笑った時などお腹に力が入った時に漏れる「腹圧性尿失禁」。
骨盤底筋肉は妊娠出産、肥満、更年期、加齢により緩みます。それが原因で下がった膀胱や子宮が膣の間から出てくる骨盤臓器脱という症状が発生することもあります。
治療法は軽症であれば骨盤底筋体操、中症は薬、中~重症は手術となります。手術(TOT手術)は10分ほどです。「手術をして本当によかったです」と涙ながらに喜ばれる方もいるほどで、必ず良くなるので積極的に受けてよい手術です。

②我慢できない、行く途中で漏れてしまう、冷たい水を触る、水の音を聞くと漏れる等を「切迫性尿失禁」。
過活動膀胱や脳・せき髄のトラブルには抗コリン剤という効果の高い薬がありますが100%の治癒は難しいので、薬と骨盤底筋体操を組み合わせるとよいでしょう。また、膀胱炎は、抗生剤を飲めば、半日くらいで効果が表れるはずです。女性は我慢する人が多いですが、再発防止のためにも早めに病院行かれて下さい。

夜間に何度もトイレで目が覚めるのは、眠りが浅い、水分過多、高血圧、糖尿病、過活動膀胱、複数の原因が重なることもあるので、内科、心療内科、泌尿器科などと連携しての治療になります。

豊かな経験を社会に還元できる世代だからこそ、排尿問題によって生活の質が制限されるのは勿体ない!最新の医療を受け入れ悩みを解消し、よりよい生活を手に入れ不安のない人生を歩んでください。「もしかして自分だけ?」「加齢だからしょうがない」等、聞きづらい問題だからこそ一人で悩んでいると思いますので、まずはご相談下さい。


 日  時 :2018年7月17日(火)15:30~17:00 
 講  師 :守屋普久子先生(久留米大学医学部病理学講座・医師 久留米大学病院元気プロジェクト委員会、男女共同参画事業推進委員会)
 参 加 費 :1500円(ドリンク、お菓子付き)
 会  場 :筑邦銀行 福岡支店(福岡市中央区 高砂1丁目24−20 ちくぎん福岡ビル)

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