つなぐ

がん治療を終えた患者様から、使用していたウィッグをご提供いただき、今まさにがんと闘う女性たちへと再提供する活動を行なっています。ウィッグを通じてがんと闘う勇気を繋ぎ、笑顔を届けます。そして、女性としての自信や喜びを取りもどしていただきたいと願っています。
サロンでは、がん経験者のスタッフやピアサポーターの皆さんが患者様へウィッグのフィッティングを行ないます。また、病気についての相談や日常生活の悩みなどに寄り添い、心のケアにも取り組んでいます。高額な医療用ウィッグをリユースすることでがん治療中の「経済的負担」・「精神的負担」をサポートします。

ささえる

がんになったら誰もが孤独な気持ちになります。インターネットなどの情報は多くありますが、情報が氾濫している中から自分にあった情報を選ぶ事は一苦労です。
医療機関では相談しにくい事がたくさんあります。仕事との両立、子育て、生活面の事、そして外見ケア、リンパ浮腫予防など、日常生活で頼れる場所をご紹介する情報サイト「チアーズビューティー」を運営しています。
がん治療中、治療後に必要なこと、安心できる場所、確かな情報を精査して、社会全体でがんと向きあうことを支える環境創りが必要な時代です。
「チアーズビューティー」はがんと闘う女性を応援する新しい情報コミュニティです。

まなぶ

がんとはそもそもどういった病気なのか?医療現場で治療に携わっている専門の先生をお招きし、最新の治療方法、予防法、検査方法などを学びます。
日頃なかなか聞けないことを質問できるスモールセミナーとして好評です。久留米大学先端癌治療研究センターと共同で2011年から開催しており、2020年よりリアルとオンラインのハイブリッド配信を始めました。前もって、がんについて専門的に学び医療情報を知っておくことが備えの第一歩となり、がん検診の啓発、がん予防に繋がります。
また、がん患者同士の情報交換、がんに関する理解を深めるための勉強会も行っています。

病気になっても、不安が少ない社会へ。

私たちは2010年から10年にわたり、約1,000名の女性がん患者のサポートをして参りました。
具体的にはがん闘病中にかつらをレンタルするというサービスを提供しておりますが、実際、患者さんと接しておりますと、
症状も治療も副作用の状況、年齢や環境など、ひとりひとり違うものですので、
それぞれに先が見えない不安を抱えて治療にのぞんでいらっしゃることをお話されます。
当団体では、同じ経験をしたスタッフが患者対応するというピアサポートを取り入れることで、心のケアにも注力しております。
今後も、闘病経験者に協力してもらいながら、これからがんと闘う方に寄り添い、ウィッグを通じて勇気を届ける活動を続けて参りたいと思っております。

NPO法人ウィッグリング・ジャパン代表理事 上田あい子

NPO法人 ウィッグリング・ジャパン代表理事上田あい子
PAGE TOP