第71回 カフェで学ぼうがんのこと「紫外線から皮膚を守ろう」

よつばの杜クリニック伊藤さおり先生

セミナー内容

健やかな肌を保つには毎日の保湿と紫外線対策です。

紫外線は日差しの強い夏だけではなく4月頃から徐々に増え始め、冬でも弱いとはいえ降り注いでいるので、年間を通じた紫外線ケアが必要です。

紫外線にはシミやしわの原因となるA波と、赤くなったりヒリヒリするB波があります。日焼け止めを選ぶ際は日常生活ではSPF15、PA+以上、海や山等のレジャーにはSPF30、PA+++以上、肌の弱い人には日焼け止めそのものが皮膚の負担になりますので「ノンケミカル」「敏感肌用」等の表示があるものを選ぶと良いです。

また、紫外線は目から吸収され脳に刺激が伝わり老化に影響があることも分かってきました。サングラスをかけ目を守ることも紫外線対策に有効です。最近は紫外線以外の可視光線(ブルーライト)も皮膚の老化に関わっていると言われています。

【皮膚がんについて】
過剰な日焼けは、紫外線により皮膚がんを引き起こす危険があり、内臓と違い、目に見えるので自分で発見できることが多いです。ほくろのがん(悪性黒色腫)は、左右非対称で6ミリ以上、形がいびつ、濃淡があるなど普通のほくろと違い、足の裏に限らず爪や眼などにもできます。ほくろのがんは転移しやすいので早期発見が必要です。

ほくろのがんのように黒くなくても、かゆみや赤くカサカサしていたり、治りの悪い傷や頭皮におできができてジュクジュクしているものなどは皮膚がんになる可能性があります。顔、頭皮、脇、陰部など皮膚のどこにでもできます。陰部などは受診をためらわれますが、何か気になる時は皮膚科にご相談下さい。

感想など

普段からの紫外線ケアと保湿ケアを行い健やかな肌を保つことで肌の老化、皮膚がんの防止に努めたいものです。


 日  時 :2018年6月28日(木)15:30~17:00 
 講  師 :伊藤さおり先生(よつばの杜クリニック)
 参 加 費 :1500円(ドリンク、お菓子付き)
 会  場 :筑邦銀行 福岡支店(福岡市中央区 高砂1丁目24−20 ちくぎん福岡ビル)

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